岩石山登山道
この登山道は、赤村の特徴である産業資源を有効に活用し、独自の観光ルートの発掘と赤村の活性化に即した観光開発を具体化するため行われたものです。
特徴・・岩石山山頂と林道岩石線(岩石トンネル道)を結ぶハイキング(散策)コースで全長は2km以内となっています。幅員は、1.2m程度で歩いて登山できる道になっています。急坂等は偽木の土留めによる階段方式で整備され、登りやすい設計となっています。落差の激しい場所については、防護柵や保護材を使用し景観にも配慮された設計になっています。またコースの途中に休憩所(東屋(あずまや))も設けられ、ゆっくりとしたペースで散策ができるようになっています。
【名勝旧跡地】
本丸城・城郭柱穴・馬場・八畳岩・古井戸・巨石奇岩群・国見岩(梵字岩、大砲岩を含む3岩の総称)・太刀洗
登山ルート
第1ルート | ・登山道入り口の看板から約150m進むと登山道の始まりです。(A-1) ・約150m進むと岩石(がんじゃくさん)不動明王(ふどうみょうおう)(A-2)が右手に。 <不動明王・・・山伏たちの加持祈祷(きとう)の場としてつくられたとみられ、地元の人々の信仰もあつめています。> ・きれいに整備された木製風の階段をのぼると東屋(あずまや)(A-3)があります。小休憩などに利用してください。 ・大きな巨岩群(A-4)を抜けると大砲を思わせる大砲岩(たいほういわ)(A-5)が現れ、そして八畳岩(はちじょういわ)(A-6)が、 <八畳岩・・・岩石城の最も東にある岩で、上面の大きさが畳(たたみ)八畳あるといわれたことにより名付けられたものです。> ・そして岩石城内の馬場(ばば)跡(あと)とされる曲輪の東側に位置する奇岩群(A-7)です。これらを3つすべてまとめて国見岩(くにみいわ)と考えられている説もあります。いずれも花崗岩(かこうがん)による巨大な岩でできています。 ・国見岩は、この頂から見下ろす眺望より名付けられたとみられます。田川市郡はもちろんのこと、晴れた日には筑豊地方から京築地方、周防灘まで眺めることができます。 ・梵(ぼん)字岩(じいわ)は、いわれのごとく表面に梵字が刻まれたことに由来します。英彦山周辺は山伏達の勤行(修験(しゅげん)道(どう))の場で、岩石城はその途中に位置しています。この影響で梵字が刻まれたことみられます。 ・獅子岩(ししいわ)は、巨大な花崗岩の表面の風化が獅子の横顔を思わせるためこのような名で呼ばれたものです。奇岩群から展望台を目指して進むと馬場(ばば)跡(あと)(A-8)があり山頂へと続きます。 ・本丸の東側に位置する東西に細長い曲輪で、国見岩などの巨岩群とともに、搦手口(からめてぐち)(赤村方面)の防護施設です。当時、ここで軍馬を養っていたことから名付けられたといわれています。 |
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第2ルート | ・岩石トンネル 太刀洗(たちあらい)(B-1)からきれいに刈り取られた散策路(B-2)を進むと福岡県の休猟区の看板(B-3)が見えてきます。 <太刀洗・・・この岩は岩石山で攻防戦が行われた後、兵士たちの太刀を洗う場所であったという言い伝えにちなんで太刀洗と呼ばれています。> ・看板から右に進むと岩石トンネル・山頂への案内板(B-4)がでてきます。そこから少々急な勾配を上ると右手側には添田町の景色も望めます。 ・進むこと約569m、天狗岩(B-5)が現れます。山頂を目指してもうひと登りすると本丸跡(B-6)から山頂へと続きます。太刀洗方面ルートは少々急な勾配ですが登山時間も約30分~約40分で山頂へと上ることができます。 |
岩石山の落ちない岩
落石してきた巨石が岩にはまって宙ぶらりんになった、落ちそうで落ちないこの不思議な岩。
赤村と添田町の境にある標高454mの山・岩石山の赤村側から登る登山道の途中に、それは現れる。
頂を目指す者の勇気を試すかのように、関門のように立ちふさがるその大岩は、簡単に触れられる高さにあるので、人気の写真スポットでもある。
しかもそう簡単には落ちそうにないことから、受験生の新たなる願掛けスポットとしても火がつきそうな予感!古くは修験の山といわれる山だけに、何だかご利益もありそう。
岩石山はその名の通り、周辺には巨石がゴロゴロと転がっているので、巨岩ファン垂涎のスポットである。
岩石山はその名の通り、周辺には巨石がゴロゴロと転がっているので、巨岩ファン垂涎のスポットである。
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